sake-takamaの日記

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 篠峯蔵元 訪問

篠峯・櫛羅 千代酒造 奈良県御所市

日本酒発祥の地と言われ、古事記日本書紀に天上界として登場し
五世紀には豪族 葛城氏の本拠地とし、今も原風景が残っています


1873年創業 篠峯・櫛羅で有名な千代酒造を訪問してまいりました

いつもながら嬉しいのが座敷に上げてもらえることです

なんせ相手は140年の歴史を持つ蔵元



皆様あまりご存じないようですが、蔵元との取引となりますと

お互いの人物の確認作業の様です

蔵元としては、大切な我が娘のように育て上げたお酒を託すのですから

売店の人物(酒に対する熱意・知識etc)を検証します

また私たち小売店も味はもちろんのこと、造り手の人柄、製造工程などを勘案し選択

長い年月を持って、そのお酒をお客様に紹介してまいります

お互いにとって真剣勝負です


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代表取締役杜氏 堺氏に蔵の歴史、商品の説明を受けた後

蔵の中を一通り案内いただきました



自社畑には山田錦が穂を垂れ、バックには葛城山がそびえ

精励な伏流水で酒が仕込まれます

生産量を求めず手造りのできる範囲内で丁寧な酒造りが行われています



原料となる酒米はすべて契約農家から、また自社畑からの酒米からは櫛羅が造られています

丁寧に栽培された酒米はすべて自社精米、生産者ごとに精白されお酒の個性にもなっています



酒蔵の命ともいえる室も新しく新調され酒造りに挑まれる熱意を感じました

酒米を蒸す甑も圧力を加えられる特殊なもので外硬内軟に蒸しあがります



仕込みタンクも小さく、一つづつ丁寧に仕込まれている様が伺えます



また建物自体が冷蔵庫のような巨大な設備があり出荷まで静かに熟成されます





活発な酸の存在が特徴で、きめ細やかで上品な味わいを持ち

軽すぎず、重すぎず、酸とのバランスのとれた

キレの良い日本酒が醸されます

開栓後数日を経ることにより、酒米ごとの味わいが出てきます

開栓当初の活発な酸と共に、数日後の味わい、共に楽しんでいただきたい。



皆様のご愛顧よろしくお願いいたします

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